Fuji Engineering
Vacuum Unit Mark V
Type-F 操作説明

1.操作正面パネル
名称 機能
・メイン バルブ
(5ポイントの機能)
・OFF アンクランプ停止状態)。
バキューム (ワークのクランプ)。
・L クランプの時に大量の排気が出来吸着時間を短縮します。
・E クランプ後の保持モード。
エアーブロー (治具ラインのエアーブローが出来ます)。
・Lo ワークの離脱用。
・Hi ラインクリーニング用。
・1次真空計 真空ユニット内の真空度を表示。
・2次真空計 治具側の真空度を表示。
・リークチエック バルブ 治具側のリークテストを行うことが出来る。
・圧力計 ユニットを作動させるエアー圧力を表示。

2.底面
・エアーフィルター水抜きバルブ。
・真空ポンプ用エアーレギュレター圧力設定ハンドル。
・排気口(継ぎ手にホースをする事で任意の場所に排気が可能)。

3.右パネル
・エアーポート(90°旋回可能) 圧力エアーの入力ポート。

4.左パネル
・真空ポート(90°旋回可能) 真空ラインの取りだし口。

5.使用準備
1)メイン バルブをOFF位置にして下さい。
2)エアーポートにカプラ(日東ハイカプラ)を接続する、エアー圧は0.5〜0.93MPa(5〜9.5kgf/u)。
3)真空ポートに付属のエアーフィルターを取り付ける。
4)後は真空ユニットと治具の間をトヨリング等のホースで繋ぐ。

使用方法
1.ワークの取り付け
1)ワークを治具に載せてメインバルブをバキュームLのポジションにする。
・メインポンプとサブポンプが作動し、治具とワークの間を急速に真空状態になりクランプする。
・真空計の針が安定したらEのポジションにする。
2)次にリークテスト バルブを上又は下に連続5秒以上倒し続ける。
・2次側の真空計の針が下がる時は、真空ユニットと治具の間にリークが有るので確認をする。
・リークがなければクランプ完了。

2.ワークの取り外し
1)メインバルブをOFFにする、2次側の真空計が0になたら取り外せます。
2)メインバルブをエアーLo又はHiにすると真空ポートに圧力の掛かったエアーが出ますので必要に応じて使うと便利です。

3.その他 機能
1)下部排気口に継ぎ手とホースを接続すると任意の所に排気が可能です。
吸引した切削油を任意の所に回収出来のでテーブルを汚しません。
2)使用中エアー圧が下がっても真空状態は保持されますが、安全のために速やかに加工を中止して下さい。

フットペダル仕様
 旋盤・マシニング・その他作業中に真空ユニットの手動操作が出来ない時に、基本操作を足で操作を出来るようにしたペダルです。
 加工時間の短いワークに効果を発揮します。
フットペダル
横幅220mm奥行210mm
高さ160mm
ユニット本体
本体右側面にパイロット用カプラー
フットペダル 旋盤ロータリージョイント
(オプション)
準備・操作・安全性
準備
※作動はエアーパイロット方式なので、ユニット本体横のカプラーにフットペダル側からのカプラーを接続する。
操作(本体モードスイッチをOFFポジションで)
※本体メカバルブの4機能(エアーブローHi以外)が出来る。
※フットペダル右側のペダルを踏むとユニットのポンプが作動しクランプON状態(Lモード)、ペダルから足を離すとE(エコ)モードでワークを保持(L-Eの選択は可能)。
※左側のペダルを踏むとクランプON状態が解除し、踏んでいる間はエアーブロー(Lo)が出てワークの離脱が容易に出来る。
安全
※フットペダル側がクランプ状態の時は、ユニット本体での操作はリークテスト以外は機能をしない。
※ユニット本体がクランプ状態の時は、フットペダル側での操作は機能をしない。
※双方の機能はクランプモードが優先になります。
カタログ一覧へ戻る。