ドレンポンプユニット(DPU-MU)

 今回装置内部を見直しNEWモデルに成りました。
旧モデルはピストンポンプで排出していましたが、NEWモデルは真空ラインの回路を切り替えてエアーブローで排出する為摩耗部品は無くなり安定した使用が出来ます。
・旧モデルでは出来なかった泡の排出も出来ます。
・外形寸法は旧モデルと同一でコンパクトです。
・接続は真空ラインとエアー源への接続のみです。
真空ラインに入った切削油は此れで解決。
 大型ワークの長時間加工での切削油の混入は溜めるのではなく、常に排出させる考えから生まれました。
 真空状態の容器からは、揚程が殆ど無く容器内の油をポンプで吸いだす事が難しいため、チャージタンク等に溜める考えが主流でしたが、このユニットは混入した油をエアーブローで排出する事により、機械稼働時間の向上・真空ポンプの保守等で大きな効果が生まれます。
 機械式真空ポンプで使用した時でも安心して機械加工が出来ます。
 真空排気流量が100L/min以下なら真空ユニットとジグの間に接続すれば問題は解決。
 流量が100L/minを超える真空ポンプのときは、ラインの間にOilセパレーターを付けて対応。
 いずれの方式でも真空ラインに入った油を排出致します
ドレンポンプユニットの仕様。
動力 圧縮エアーのみ。
運転 自動モード 真空ラインが-0.04Mpaになると自動的に運転。
手動モード 常に運転状態に出来ます(調整メンテナンスモード)。
排出量 12L/h。(6L〜24L/h 調整可能)
大きさ H=220mm W=330mm 奥行=210mm 重量=約8.7kg
 その他
御社の仕様に合わせ特注も可能ですお問い合わせ願います。
ドレンポンプユニットの特長と今回のモデルチエンジ の内容。
・作動は真空チャックと同様に圧縮エアーのみで電気は使用していません。これは機械現場で使用した時に漏電によりラインがダウンする事が無い様考えた為です。
・今回のモデルチエンジはメインのポンプをピストン式からエアーブローに変更した事が大きな内様です、この変更により摩耗する部品が無くなりメンテナンスが減ります。
・旧モデルでは不可能だった泡の排出も出来ます。
・排出のタイミングはエアータイマーで行っています、ボリュムタンクは大きく(約60cc)した事によりサイクル時間が安定しました。
・外形寸法に変更は有りませんが中身は全く別物です。

 内部はこんな感じです(かなり複雑な配管です)。
 
   
排出テスト
真空ユニットとドレンポンプを組み合わせ排出のテストを行いました。 
評価テストの為油の吸い込みはオーバーフロー状態で行いました。
 
真空ユニットを接続して運転中。
 
排出ホースは本体より低くして下さい。
 
毎分200ccの排出を確認。
設計の各種機能・性能は安定して再現出来ました。 

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