機械屋の道具箱
ドリルの研削ゲージ(1)
 手研ぎの時、刃先角と左右のバランスが見えます(刃先角は90°118°135°180°に入れ替えられます)。
 25年位使っていますが、最近は自動研削機がメインです。
ドリル研削ゲージ(2)

 逃げ角の確認用テンプレート、二番が当たる前にテンプレートで確認(ここが自由に研げれば一人前 ?・?・?・?)
ドリル研削ゲージ(3)
 テーパーシャンクドリル、肩の高さをチエック(アルミの素材に黒の塗装をしています)。ドリルの肩で塗装面にケガキを入れ左右の肩の高さを比較します)。
研ぎ方(1)


 ドリルの刃先角・左右のバランス・二番が正しく研げれば作業は完了ですが。
これでは、切れ味に満足しない方にはこんな方法も有ります。
 ドリルのスラスト荷重の大部分を占める、切れ刃の2/3の内側からチゼル部までにすい角を付けます。
この部分のすくい角をいじる事によりドリルの切れ味が拡大に変化します。
・SUS304に下穴無しでφ65のドリルで0.8r・e・vまで送りを上げました実績が有ります。
材質の適性はSUS・アルミ・銅などの粘りの多い材質に効果が有りました。
・面取りドリルなどの繊細切れ味が必要な時に。

・剛性の弱い機械での穴あけに。
機械研磨(手研ぎには真似の出来ない切れ味も有ります)
使用したドリル研削盤 
東洋マシナリー株式会社ドリペット

使用ドリル φ6.8 NACHI Gスタンダード
材質 SUS304
t12.7貫通
条件
S=460rpm F=119mm/min
V=9.8 0.26rev(かなりの高送りです)
切削油 塩素系鉱物油
寿命
720〜840穴(9.1〜10.7M)
スローアウェイドリル

ドリルを研ぐ技能も重要と思いますが、時代はスローアウェイドリルになってしまいました。

φ38のスローウアウェイドリルのSUS304の切り屑とジスク(V=100rev=0.12)
(S国・I国・日本のメーカーをいろいろテストしましたがSUS304には京セラマジックドリルが今時点では最高でした)

エンドミルの研削スコヤー
 二枚刃エンドミル、刃先の再研磨で刃先の高さを確認に使用。(0.02位は見えます)
 1978年製一つ有ると便利です。
面取り工具(1)
機械加工で取れなかったバリ取りに。(色々テストしましたが、此れが使い易いです(ナショナル 充電式ドリル・ドライバー EZ6220))

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