ビビリやすい加工

 SUS304溶接構造の胴管板厚3mm・φ600位・高さ800の下のフランジから700mm位の所を切断する作業でした。
 作業は縦旋盤を使い胴管の端面にあるフランジをクランプした。当然ビビリが発生し突切バイトは入らないと思ったので、取り付け前にビビリ防止の為に胴管の内側に耐油ゴムをガムテープで貼り付けました
(効果は叩いた時 カン〜カンがコッコッになった)。

 結果ビビリも無く無事作業完了。
マシニング加工のワーク(SUSの溶接構造)と防振ゴム。

防振ゴムはワークの全面に当てる必要は有りません(一部でも十分効果は有ります)。
ワークと防振ゴムに隙間が出来ない様にして下さい。
 この作業はかなり以前に行ったため、データーがポラロイド写真でしか残っていませんでした。
 昔から同じ様なのことはやって居ました。旋盤のバイトの突き出し量が長くバイトにビビリが出たとき、竹ブラシの柄でシャンクを押さえたり、長めのパイプの切削でワークにビビリが出れば手をあてがったり、又フライス作業でもワークを手で支えたりした事が有りました。
 今でもこの方法はよくマシニングセンタ・旋盤で使用しています。又この時は防振防止の為に工業用耐油ゴムを使用しましたがその後こんな物(αGELも使いました。
 御社でもビビリでお悩みの時は参考にして下さい。

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